ロックフィッシュ攻略法(ワーム、ジギング)

1.アイナメ・ベッコウゾイ~シャローの根周りを狙うダイナミックな釣りから、ディープでのジギングで攻略も可能~

ベストシーズン:5月~7月,10月~12月.

釣り方:テキサスリグ、ジグヘッドリグ、ゼロダン、チェリーリグ等でのワーム、またはスローピッチジャークでのジギング(スロージギング).

松島湾、牡鹿半島と言えば、何といってもロックフィッシュ。

ロックフィッシュのメインターゲットは、やはりアイナメとベッコウゾイ。

これらを狙ってシャローの根周りを釣っていくのが醍醐味です。

シャローロックフィッシュで使うロッドは66MH以上のロックフィッシュロッドorバスロッドで、現在、私がボートロックでメインとして使っているのは、エバーグリーン 「ライトキャバルリー71H」で、「ヘラクレス7」もおススメです。

シンカーはメインは1/2oz~1ozで、やはりタングステンが最高ですが、コスト的に考えるとリーズナブルなDECOYのデコイシンカー・タイプバレット(21g:3ヶ入り 定価400円)が根掛かりを恐れずに根を攻められます。

ラインはフロロカーボンの12lb~20lbがおススメで、根の中まで攻めたい場合はラインブレイクを避けるため16lb以上を推奨しています。そしてラインに出るアタリを目で取るためには、サンライン Shooter FCスナイパーBMS AZAYAKAが最高です。

ワームは3インチ~4インチのホッグ系、クロー系、シャッドテール、リングワーム等、カラーは濁りで強いレッド、チャートオレンジ、水色がクリアな時に使うナチュラル系、ベイトを意識した時に有効なゴールドorシルバーのラメが多いカラー等があれば心強いですね。私が愛用しているのは、ダブルモーション2.8インチ&3.6インチ、キッカーバグ3.5インチ、ビビットテール3インチです。

その他、バークレーのパワーホッグ、パルスワーム等は定番で、濁りや急な冷え込みで食いが渋った時にはGlup!素材のワームが効果的な時もあります。

リグはテキサスリグがメインで、状況に応じて、ゼロダン、直リグ、ジグヘッド等を使いますが、最近のお気に入りは何と言ってもチェリーリグ。

ロックフィッシュは根掛かりとの闘いですが、感度の良さ、根掛かりの外しやすさが抜群です。


また、水深20mより深いディープの根周りでアイナメを釣る場合は、スローピッチジャークでのジギングが有効です。

ちなみに、私が仙台湾で釣ったアイナメの最大魚は、水深60mの根周りで、スロージャーカー4oz&ジャベリンジェット160gで釣り上げた60cmで、掛けてからのやり取りは、青物と勘違いするほどの引きの強さでした。

ロックフィッシュ狙いのジギング・スローピッチジャークには、ロッドはスロージャーカーの1.5oz~4oz、ラインはPEの0.8号~2号、リーダーはフロロカーボンの20lb~40lb、ジグはカプリス、ジャベリンジェット、スパイⅤ、アーク、クランキー等の50g~200gがおススメです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2.晩秋からのディープエリアをメインにして、クロソイ、アイナメ、メバル、マダラ、スケソウダラを狙う!!

ベストシーズン:12月~4月.

釣り方:ヘビーテキサスリグ、ジグヘッドリグ、ゼロダン、チェリーリグ、ゼロダンテンヤ等でのワーム、またはスローピッチジャークでのジギング(スロージギング)、エビ餌を使ったテンヤ釣り.

水温も下がり、産卵を終えたアイナメ、ベッコウゾイが10m以深に落ちてくると、ディープロックシーズンの始まりです。

狙う水深が20m前後から50m前後がメインになるため、テキサスリグ、ゼロダン、チェリーリグ、ゼロダンテンヤ等のシンカーは1oz以上で、メインは2oz、2.5ozまで使う場合もあります。

この重さになると、やはりタングステンがシルエットも小さく有利なのでEGタングステンシンカーがメインになりますが、水深10m前後の浅い水深で1oz前後のシンカーを使う場合はDECOYシンカー・タイプヘビーでも大丈夫です。

でも、ほぼ真下を狙うため根掛かりは少なく、1日で1度もロストしないこともあるので、高価なタングステンのシンカーを使うことも、それほど怖くありません。

この釣りで言うテキサスリグは、写真を見ても分かる通り、かなり特徴があります。

ZAPPUのアクセサリーでリグを盛り盛りにします。

シンカーストッパー、シンカーを通した後、フックとシンカーの間にサスカートを入れ、フックにワームをセットする途中に、ツインブレードをフックの"ふところ”部分に装着し、フックの先をワームにセットして出来上がりです。

不思議ですが、どれか一つを忘れてもバイトの数が減るので、フルでセットすることをお勧めします。

ロッドは、グランヒューリー、グランソード、アクティオン等の長めでパワー&トルクがあるものを使わないとフッキングさせるのが難しくなります。

ラインはPE1号~2号、リーダーはフロロカーボンの5号~8号くらいあると安心です。

フックはDECOYのロックフィッシュリミテッドの他、#5/0以上では、キロフックワイド、キロフックマグナム等のワイドゲイプのフックの方がフッキング率が上がります。

ワームは色々試しましたが、4インチ~5インチのシャッドテールワームが一番確実で、6インチ、7インチまで使う人も少なくありません。

ヘッドシェイカー、スタッガー、パワーゴビーの実績が高いですね。

クロソイを狙う場所には、アイナメ、クロメバル、マダラ、スケソウダラも一緒に居て、同時に狙うこともできます。

ただ、アイナメ、メバルを狙う場合は、4インチ~5インチのシャッドテールワームでは大きすぎる場合があるので、ワームとフックサイズは小さくして、盛り盛りにする必要もなくなります。

また、ロックフィッシュ攻略法①でご紹介した内容と同様に、水深20mより深いディープを釣るので、スローピッチジャークでのジギングも有効です。

タックルも、ロッドはスロージャーカーの1.5oz~4oz、スローピッチジャークでのジギングでのリールは、やはりオケアノス・リミテッドエディションが最高です。

ラインはPEの0.8号~2号、リーダーはフロロカーボンの20lb~40lb、ジグはカプリス、ジャベリンジェット、スパイⅤ、アーク、クランキー等の20g~200gがおススメです。

真冬は寒さが厳しいですが、EGホットスーツ、ブーツはウインターポートⅡがあれば、快適に釣りが出来ます。

そしてグローブ、ホッカイロは必需品です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・